小柄の小松です。今回はカラフルなスウェットを着るときの工夫について。
スウェットは生地に厚みがあって身幅がゆったりしたものが多く、リラックスしたいときに便利な服。
けれど色やサイズによっては工夫しないとダボついて見えて似合わないという場合もあります。そこで今回は発色の強いスウェットを着こなすための方法。
今回の考え方を知っていると、スウェットへの苦手意識を和らげることができます。
【コーデ】明るい色のスウェットが似合わないメンズの解決策【袖まくり・白い小物を使う】
ということで明るいスウェットシャツを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:ドライストレッチスウェット(L)
UNITED ARROWS:ジャージー1プリーツパンツ(M)
シックストックス:ツートーンソックス(M)
PADRONE:ベビーカーフローカットシューズ(40)
ダニエルウェリントン:ダッパー(38mm)
amp japan:オーバーラップフラットリング(17号)
ユニクロU:トートバッグ
Paul Smith:スクエアサングラス
assaisoner.:グラスコード
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
袖まくりで色の面積を減らす
当たり前といえば当たり前ですが、明るいスウェットというのは単体での主張が強く目立ちやすい洋服です。
そして洋服の着こなしはどこか1点だけが目立つとバランスが悪く見えることが多め。
しかも明るいということは子どもっぽさが強くなるということでもあります。
カラフルな服は地味な印象が出ないけれど、子どもっぽさや主張の強さが出ないように工夫する必要が出てくる。
そこで今回はまずスウェットを袖まくりしました。
こうすることで明るい色の面積を減らして、スウェットの主張を抑えるという方針です。
このスウェットは袖先に”リブ”が付いていますが、今回はそのまま上に引っ張るのではなく、何度か折り返してまくるというやり方。
明るくて独特の光沢があるこのスウェットは、シワができると妙に悪目立ちしてしまうからです。
なので袖まわりをスッキリ見せるため、面倒ですがリブを無視して折り返し型の袖まくりをしました。
この長袖の袖まくりに関しては下記の記事でも触れているので気になる方は一度見ていただければと思います。
明るい色・近い色の服を合わせる
今回はスウェットの明るさ・子どもっぽさを打ち消すことを中心に考えていますが、合わせる服もその方針に合わせて選んでいます。
そこでパンツはネイビーのスラックス。洋服の着こなしで1番使いやすいのは黒いパンツですが、明るいスウェットに合わせてパンツも少しだけ明るさのあるものを組合せました。
また袖まくりをすると手首まわりが寂しくなるので、その空間を埋めるために腕時計をはめています。
スウェットの明るさに合わせて、時計は文字盤が白いものに。
小さな面積ですが、白はすべての色のなかで1番明るいカラー。こうすることで明るいスウェットの主張に負けないようバランスを整えることができます。
靴下を白にしてるのも同じ理由です。
同じく面積は小さいですが、手首・足首と2ヶ所に白を使うことでスウェットだけが目立たないようにしました。
手首・足首に続いて顔まわりにも小物を使ってますが、ここではサングラスと眼鏡ホルダー。
普通のメガネをかけるだけでも視線を顔まわりに誘導でき、スウェット単体が目立つのを防げますが、ブルーレンズのサングラスならより視線を顔まわりに誘導できる。
メガネホルダーを合わせることで首まわりの小物を増やし、スウェットがノッペリと見えないよう工夫しています。
パッと見はただ細身のスラックスを合わせただけの組合せですが、子どもっぽくならない範囲で首・手首・足首に明るさをプラスした服装。
特に白い靴下はオシャレな人が使ってる印象もあって合わせるのが難しそうに感じますが、実際に使ってみると白の便利さを実感させられます。
光沢のあるバッグ・靴を使う
最後に合わせる小物の素材選びについて。バッグはナイロン素材のものを使っていますが、これも明るいスウェットに合わせて選んでいます。
ナイロンといってもいろんな風合いのものがありますが、このバッグは肉厚で細かいデザインも入った少し存在感のあるもの。
明るいスウェット・白い小物など主張の強いアイテムが増えているので、それに負けないバッグを使うことでバランスをとった形です。
ちなみに革靴も右のようなツヤのあるものを選んでいます。
革靴といっても左のようにツヤを抑えたものや、右のようにツヤ全開のものなど様々です。
このツヤが強いものほど、着こなしにスーツの大人っぽさを足してくれるんですが、子どもっぽいスウェットと合わせるときはかなり役に立ちます。
白い小物は明るさでスウェットに合わせましたが、革靴・バッグは素材でスウェットに合わせたという形です。
一つひとつは主張の強いアイテムですが、それらを組合せることでどこか1点だけが悪目立ちしないようにすることができる。
「悪目立ちさせない」とか「〇〇に負けない」という表現はわかりにくいと思いますが、この感覚は着こなしで失敗すればするほど大事なポイントであることがわかってきます。
今回のポイントをまとめると…
・袖まくりで色を減らす
・先端に白いアイテムを足す
・光沢のある素材を合わせる
上半身は子どもっぽいスウェット。下半身はスラックスや革靴など大人びたアイテム。これ自体は他のサイトでも説明されている方法です。
けれどもしその通りにやってもしっくりこないと感じたときは、今回のようにアイテム同士の”色・素材の強さ”を意識してみてください。