小柄の小松です。
今回は「ダブルジャケットのボタンを開ける・閉じるの違い」についての記事です。
以前、こんなツイートをしました。
ダブルジャケットはボタンを開けても閉じても使えますが、着こなしのポイントは少し違います。
ボタンを開けたときは横に広がりますが、閉じたときはコンパクトになるので、トップスやパンツの相性が変わる。
ちょっと面倒そうですが、着こなしのバリエーションが広がるのでメリットのほうが多いです☀️— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 28, 2020
ダブルジャケットはボタンを開けても閉じても使えますが、着こなしのポイントは少し違います。
ボタンを開けたときは横に広がりますが、閉じたときはコンパクトになるので、トップスやパンツの相性が変わる。
ちょっと面倒そうですが、着こなしのバリエーションが広がるのでメリットのほうが多いです☀️
こちらを深掘りします。
意外と違いがあるので知っていて損はないと思います。
【メンズ】ダブルジャケットのボタンの前開け・前閉じの違いを比較【着こなし】
ということでダブルジャケットの使い方についてです。
今回使うのはボタンが2つだけのダブルブレストジャケットと、プリントの入ったネイビーパーカー。
これに2つのデニムパンツを合わせて違いを確認していきます。
ボタンを開け閉めで身幅が変わる
これは感覚的にわかると思いますが、ダブルジャケットはボタンの開け閉めで身幅が変わります。
つまりボタンを開けると横に広がり、閉じると少しコンパクトに見える。
この違いがあるので、合わせるパンツ次第で見え方が変わってくることになるんですね。
まずスキニータイプ、つまり細身のジーンズを合わせた場合を見ていきます。
ジャケットが横に広がって上半身は太く、スキニーが細く見えてるので下半身は細くなってますよね?
僕は身長162cmで小柄なほうですが、身長が低いとダブルジャケットの大きさが目立ちやすく、それが違和感に繋がることがあるんです。
今度は同じデニムでジャケットのボタンを閉めてみました。
ボタンを閉めたことで上半身が少し細くなりました。
こうすると上下の細さが近づき、ジャケットの大きさが目立ちにくくなります。
比べてみるとこんな感じ。
パーカーが明るいグレーとかだともっとわかりやすいし好みもあるかと思いますが、ジャケットを細く見せたい場合はボタンを閉じたほうがスッキリするということです。
繰り返しになりますが、身長が高ければ大して気にならない話だと思います。
けれどもし手持ちのダブルジャケットに違和感がある場合は、ボタンの開け閉めで身幅を調整すれば解決できることもあるでしょう。
スキニーorワイドテーパードで見え方が変わる?
最初に使ったデニムは左でした。次に右の別のデニムを使ってみます。
さっきのデニムと比べると全体的に緩めですが、裾に向かって少し細くなったテーパード型パンツです。
実はこれを使うと見え方が少し変わってきます。
まずジャケットのボタンを開けた場合。
上半身がゆったりしていますが、パンツも腰回りが緩め。
上下が同じ緩さに見えることで、ジャケットの身幅が目立ちにくくなっている状態です。
今度はジャケットのボタンを閉じた場合。
スキニーデニムのときと比べると、腰回りの緩さが変わってます。
比べてみるとこんな感じ。
スキニーよりテーパードデニムのほうが、ジャケットのボリュームが目立たず総合的に使いやすそうに見えます。
どちらも同じ”デニムパンツ”というカテゴリーですが、ダブルジャケットを合わせるときは見え方がそれぞれ微妙に違う。
最近はスキニーよりワイドパンツのほうが定番化してるので、細かいことを考えなければ、ワイドテーパードパンツを選ぶのが簡単といえるでしょう。
ジャケットを脱いだときをイメージする
ただし、ここまでの説明はあくまでジャケットを着た状態の話。
ジャケットを脱いだときはバランスが変わってくるので、ワイドテーパードのほうが100%いいとは断言できません。
こちらはテーパードデニムでジャケットを脱いだ状態。
スーツ要素のある革靴を使っているとはいえ、少しラフで子どもっぽい印象が出ている気がしませんか?
今度はスキニーデニムでジャケットを脱いだ状態。
テーパードデニムと比べると下半身がスッキリしているので、子どもっぽさが少し減っています。
そもそもパーカーはジャケット・シャツなどと比べると子どもっぽいアイテム。そしてデニムもスラックスより子どもっぽいアイテムです。
使ってるアイテム自体が子どもっぽい場合、なるべく細く見せたほうが大人びた雰囲気を出しやすい。つまり脱いだときはスキニーのほうが整って見えるんですね。
もちろん「ジャケットを脱いだときのことなんか気にならない」という方は問題ない話です。
けれど屋内で暖房が効いていて暑かったりすると、どうしてもジャケットを脱ぐ場面も出てきます。
もしジャケットを脱いでる時間のほうが長いなら、そちらが整ってることを優先したほうがメリットが大きいのではないでしょうか?
ジャケットのボタンを閉じればスキニーデニムでも違和感を減らすことができるので、このほうがどちらも平均的なバランスになります。
洋服のコーディネートは基本的に”アウターありき”の組合せが紹介されることが多いです。
けれど実際はコートもマフラーもダウンベストも、屋内では脱ぐ機会が結構ありますよね?
服好きな方はアウターver.を優先する傾向が強いですが、アウターを脱いだときも整ってる状態のほうがベターではないかと個人的には思います。
ということで今回のポイントは…
・ボタンの開け閉めで身幅が変わる
・細かいことを気にしなければテーパードパンツ
・脱いだときをイメージしておくのが理想
細かい話でしたが、スキニーでもワイドテーパードでもボタンの開け閉めを活用すれば自由に使えるということ。
どちらを優先するかは人それぞれですが、ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。