ファッション

洋服は「買う・着る・洗濯」が揃わないと自分の体型に似合うかわからない

小柄の小松です。

洋服に興味を持ち始めて3年弱なので、1着の洋服の良さを把握するのに時間がかかります。

以前、こんなツイートをしました。

ファッションブロガーあるあるですが、ユニクロがコラボアイテムを出すと全型レビューや更新の早さを優先してしまいがち。僕がそうだったんですがコレやるとあとで後悔します。
洋服の魅力を最大限伝えるためには、実際に買って・着て・洗濯してみる必要がある。だから焦らず時間を掛けたほうがいい。

ブロガーについて書いてますが、ブログを読む方にも関係があることなので深掘りしていきます。

洋服は「買う・着る・洗濯」が揃わないと自分の体型に似合うかわからない

繰り返しになりますが、洋服は「買う・着る・洗濯する」が揃ってこそ、そのメリット・デメリットが見えてきます。

なぜなら洋服は人が実際に着て動いて使う”ナマモノ”だからです。

たとえばモバイルバッテリーなどのガジェット類は、形やスペックがわかっていればある程度使い心地が予想できます。大きさ・端子の数・バッテリー容量などですね。

もちろん使わないとわからないこともありますが、事前情報だけで大体予想できるものが大半です。

これに対して、洋服は公式サイトの情報だけでは限界があります。

綿100%と書いてあってもそれがどれくらいの厚さかは実物を見ないとわかりませんし、素材によっては縮む・シワになるなどデメリットがあることもあります。

上記ツイートの話に戻りますが、ファッションブロガーはブランドのコラボアイテムをともかく早く、できれば全型レビューしようとする方が多いです。

そのほうがブログのアクセス数を稼ぎやすいからです。

僕も2年前のユニクロコラボでほぼ全型レビューをやってみたことがありました。けれど失敗しました。

その場で試着しただけでは洋服の細かい部分まで見る余裕がなくて、中途半端な記事になってしまったんです。

店舗で試着しつつメモも取ってましたが、帰宅したら色味の記憶は曖昧になりますし、買ってないから洗濯前後の違いも書けない。

その記事で一時的にアクセス数が伸びたとしても、それは読者に対して不親切であり、自分の経験値にもなりません。

逆に言うと、そういった試着の感想だけの記事を読んで購入を検討するのはとても危険ということになります。

近くに取り扱い店舗がなければ、記事を頼りにネットで買うしかない。けれど洗濯後に縮んだりヨレヨレになることが後から発覚したら返品もできません。

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やばみ。ユニクロU20万超え。

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なので購入を検討している場合、実物を買っている方の情報をチェックするのが安全。

他の服との素材比較とか、細かいことまで書いてくれているので信用ができるからです。

ちょっと話がズレてきてしまいましたが「買う・着る・洗濯する」の具体的なメリットをまとめてみます。

①服への意識が変わる
②写真以上の魅力がわかる
③自分に本当に似合うサイズかわかる

1つずつ書いていきます。

①服への意識が変わる

まず買うことのメリットは服への意識が変わることです。

返品すればいいという気持ちだと軽い気持ちで買ってしまいますが、買うモードになると服を深掘りするスイッチが入ります。

たとえばこちらはユニクロとエンジニアドガーメンツのコラボポロシャツ。

公式サイトの情報を見ているときから気になってましたが、実物を見るまでは別になくてもいいかなと思っていました。

けれど店舗で試着して”買う”という意識ができたことで、他のポロシャツと徹底的に比較するスイッチが入りました。

サイズの違い、柄の主張具合、第1ボタンまでしめられるかなど、既存のポロシャツと比べて魅力的かを知ることができました。

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それだけチェックして選んだ洋服への愛着は相当なものになる。買うという覚悟がなければ、中途半端に決めてあとから後悔していたと思います。

もっと軽い気持ちで買ってもいいとは思うんですが、日本を代表するデザイナー山本耀司さんがこんなことを述べています。

全部をこうする必要はないと思いますが、特にコラボアイテムなどはお祭り気分を棄てて、1つの生活を選ぶという意識で買う必要があるかと思います。

②写真以上の魅力がわかる

そして着ることのメリットは、写真以上の服の魅力がわかること。

家で実際に着てみることで、公式サイトや店舗では分からなかった特徴にあとから気付けることが多いからです。

僕の場合はこのシャツがそうでした。

身長が低くても着れるボタンの間隔、光の当たり方で変わるキレイな色味など、事前情報だけではわからない魅力に気付くことができました。

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試着だけでもある程度わかりますが、店の鏡はほとんど細く見えるようにできていますし、家の服と合わせられないので実際の使いやすさをイメージするのは難しい。

家で着ることで得られる情報が何よりも大きい。ナマモノである洋服の良さは手元にないとわからないと考えています。

③自分に本当に似合うサイズかわかる

買う・着るまでは当たり前の話ではありますが、ここに”洗濯”を加えると自分に本当に似合うサイズなのかが明確になります。

素材によっては1サイズ違うくらい大きさが変わってしまう服もあるからです。

その代表ともいえるのがTシャツ。これはヘインズのBeefyシリーズのもので綿100%の厚手Tシャツです。

なんとこのTシャツ、1回洗濯しただけで着丈が3cmも変わってしまいます。最終的に4cmほど縮みました。

Sがジャストサイズだと思って買っても、洗濯したらパツパツになってしまうということもあるんです。

逆に少しゆったりした服を選んだとしても、洗濯したらちょうどいいサイズに変わってくれることもある。

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家で着てみてサイズが合わないと、すぐに返品しようと思ってしまいますが、その前に洗濯してみるのは1つの手。

返品ができなくなるデメリットはありますが、もしかしたら理想の服に生まれ変わってくれるかもしれません。

洋服の特徴を知るためには時間が掛かります。「そんなことはお前に言われなくてもわかるわ!」というほど当たり前のことかもしれません。

ただ今回の内容は、わかっていてもつい疎かにしてしまいがちです。

僕自身、服の良さを把握しきる前に記事を公開してしまうことがまだまだあって、あとから後悔することもあります。

コスパの悪い作業ですが、だからこそ奥が深い。洋服ほど魅力的なジャンルはないと思うんです。