ファッション

”とりあえずユニクロで買う”より、こだわって選んだほうが洋服に詳しくなれる

小柄の小松です。今回は洋服のことに詳しくなるための方法について。

洋服が好きになると、今よりもっとアイテムの特徴を知りたくなってくるものですが、ぼんやりと選んでいても意外と詳しくなるのに時間が掛かります。

僕自身ユニクロやGUを中心に洋服を集めてましたが、一向に詳しくなれてる実感はありませんでした。けれど詳しくなる方法はとてもシンプルなことがわかりました。

“とりあえずユニクロで買う”より、こだわって選んだほうが洋服に詳しくなれる

タイトル通りです。”とりあえずユニクロ”で買うより、自分が本当に欲しい理想の服を探し続けることが一番の近道だとわかりました。

僕は洋服を集めるようになって3年ほど経ちましたが、勢いで買っていた2年半くらいは、何を買っても全然詳しくなれてる実感がありませんでした。

こだわって選ぶようになったのはここ半年くらい。けれどこの期間だけで、これまで以上に洋服の特徴・違いがわかるようになってきました。

デザインに詳しくなる


まず一番大きいのは、似たような服でもデザインの違いがハッキリとわかるようになってきたことです。

“とりあえずユニクロ”で買っていたときと比べると、細かいところまで見れるようになりました。

たとえばこちらはバブアーというブランドのステンカラーコート。

ポケットが縦向きに付いているコートを探していてたどり着いたアイテムですが、このコートのおかけで細部のデザインまで目がいくようになれました。

ジップは明るいゴールドでダブルジップ仕様。

ゴールドジップは女性のパーカー・リュックに多いですが、これだけの大きさ・明るさで安っぽさが出ないのは値段の高いコートなことが多いんだとわかりました。

先日職場の同僚がこういったジップのパーカーを着ていたのでブランドを訊いてみたところ、2万円ほどするポールスミスのものでした。

アウターを羽織っていたので見えたパーツはジップだけでしたが、バブアーコートを買ったことで「もしかしたら高い服かも?」と疑問を持てるようになったんです。

もちろん全部をジップだけで当てられるわけがないですが、ハイブランドの特徴が少しずつわかってきたのは間違いありません。

他にも襟を固定するチンウォーマーというパーツ、肩がラグランスリーブであることなど、ユニクロとは違うデザイン。

縦向きポケットのコートを探した結果、洋服の他のデザインにまで目を行きやすくなった。理想の服を探していると、別のデザインのことまで詳しくなれるようになったんです。

シルエットの違いに詳しくなる

そして洋服の細かいシルエットの違いもわかるようになってきました。

これはユニクロのカシミヤセーターですが、購入した一番の理由はダラシなく見えないVネックのライン。

ユニクロのセーターはエクストラファインメリノというシリーズが一番有名ですが、カシミヤセーターと比べると襟がヘタリやすく、見え方が微妙に違います。

買ったダークグレーはどちらにも色展開があるので、むかしの自分だったら安いエクストラファインメリノを間違いなく選んでいました。

けれど妥協しないで試しにカシミヤセーターを着てみたことで、違いに気付くことができました。

そのおかげで、他のVネックを選ぶときもまず襟のラインを気にするようになり、どれが自分にとって理想的なシルエットなのかを判断しやすくなったんです。

素材に詳しくなる

おもしろいもので、洋服をこだわって選んでいると素材にも詳しくなってきます。

デザインやシルエットが細かくなると、いままで使ったことのない素材の服だったなんてことが起こってきます。

たとえばこのアニアリーというブランドのバッグ。

持ち物がある程度入る大きさのショルダーバッグを探していて見つけたんですが、これに使われているレザーはいままで知らなかった加工のものでした。

クロッシングレザーという手間のかかる加工がされたレザー。

他のレザーバッグと比べると明らかに軽く、肩に負担がかかりにくい仕様になってます。

最初はシンプルで少し大きめのバッグであればいいと思っていましたが、こだわって探したことで素材の知識も”オマケ”で詳しくなることができたんです。

VネックTシャツでも同じことが起こりました。

サイズを上げても襟がヘタレず、地味にならないVネックTが欲しいと前々から思っていました。

その理想にハマったのがこのTシャツなわけですが、これは”シルケット加工”という仕様のものでした。

シルクのような風合いで、セーターのように使うこともできる。

なんとなく聞いたことはあったんですが、当時は大して興味がありませんでした。別にセーターでいいじゃんと思っていたからです。

けれど実際に着てみると、セーターとはまた違った魅力がありました。

写真では伝わらないと思いますが、Tシャツでありながらセーターっぽく見えるのはとても使いやすい(これは本当に実物を見てほしい!)。

理想のVネックTを探していたら、シルケット加工の良さも偶然知ってしまったわけです。

本当に偶然だったので毎回こうなるとは限らないですが、最近買ってるアイテムはほぼ全部こういった”オマケ”が付いてきます。

ユニクロを否定するわけではないですが、なんとなく”ユニクロでいいかな…”と選んでいた頃の自分は、洋服の違いにはほとんど気付けませんでした。

こだわって選ぶと時間がかかりますし、失敗するたびに諦めてしまいそうになることもあります。けれどそのぶんだけ、ファッションの知識も一緒についてくるんです。

理想の洋服を探せば探すほど、洋服選びそのものが楽しくなってくるという話でした。

 

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