小柄の小松です。今回はスタンドカラーシャツの着こなしのポイントについて。
襟にボリュームがないシャツは顔まわりが物足りなくなって使いづらいと考える方もいるかもしれませんが、実は季節を問わずいろんな形で使える万能アイテム。
着こなすうえで押さえてほしいポイントを書いていきます。
スタンドカラーシャツが似合う・似合わないの違いは首・手首がポイント
ということでスタンドカラーシャツを使った着こなしを提案します。
今回使うアイテムは下記のとおりです。
使用アイテム
シャツ:UNITED TOKYO タイプライターバンドカラーシャツ
パンツ:ユニクロ ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ
スニーカー:CONVERSE ジャックパーセル
この着こなしで気をつけたいポイントを書いていきます。
首が詰まっていると学ランぽくなる
まずスタンドカラーシャツとは、こういった襟まわりがスッキリしたデザインのシャツのこと。
カラーとは襟のことで、首に沿って襟が立っている=スタンドカラーということになります。
今回使ってるシャツの名前はバンドカラーですが、これはスタンドカラーシャツと同じという考え方で問題ありません。
そんなスタンドカラーシャツですが、まず首まわりがポイント。このようにボタンをいくつか開けて着るとキレイに見せやすくなります。
さらに襟にクシュっと折り目をつけることで、首まわりを程よくスッキリ見せることに繋がります。
なんでわざわざこんなことをするかというと、ボタンを全部閉じて襟が詰まっていると、学ランのような印象を与えてしまうからです。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/suteteko/kanko01-2.html
こんな感じですね。学ランはスーツと違って襟が首に沿ったスタンドカラータイプのジャケット。
そうするとアイテムの種類が違っても同じ雰囲気が出てしまいやすいんです。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/426299?color=68
ブランドの公式サイト画像は首が詰まったものがほとんどですが、これは商品の特徴をわかりやすくするためにこういった着方がされていると思われます。
インスタ・WEARなどのSNSでは、ボタンを全部閉じた着こなしをしてる方もいます。
それはもともとオシャレだったり首・顔が細いという場合がほとんどで、自分の体型に自信が無いという方は、無理してやる必要はありません。
ちなみにボタンを開ける数ですが、シャツによっては第2ボタンまで開けてもいい場合があります。
目安としては、鎖骨がほどよく見えるライン。これを意識するだけで、スタンドカラーシャツの着こなしは見違えるほど良くなります。
開けすぎるとわざとらしさが出ることもありますが、これはアイテムのボタン間隔によって変わるので、首まわりにどれくらい余裕ができるか試すのがいいでしょう。
襟がなくても小顔効果は出せる
そうは言っても、襟のあるシャツのほうが安心するという方もいるでしょう。
「顔まわりにボリュームのあるものがあると、相対的に顔が小さく見える」
こういった小顔効果のテクニックを聞いたことがある方なら、スタンドカラーシャツがそれに当てはまらないんじゃないかと感じても不思議ではありません。
ですが襟がなくても小顔効果は出せます。
なぜなら小顔効果はボリュームだけで決まるものではないからです。
たとえば最近よく見かけるオープンカラーシャツというタイプのほうが小顔に見せられるんじゃないか。そう思う方もいるでしょう。
けれど実際に比べてみると、ほとんど顔の大きさに違いなんてありません。
小顔効果というと服のボリュームのことばかりがピックアップされますが、重要なのは全体のバランス。
ボタンを開けて首まわりをスッキリ見せるだけでも、小顔効果に繋がるんです。
そもそも顔まわりにボリュームがないと小顔に見えないのだとしたら、たとえばTシャツは着れなくなってしまいます。そしたら夏の着こなしは全部アウトですよね。
繰り返しになりますが、小顔効果も全体のバランスが大切。
襟がない=小顔にならないという思い込みは一度捨ててみることをオススメします。
袖まくりは幅と長さに注意
スタンドカラーシャツは首まわりが一番のポイントですが、袖もまくってあげるとさらにスッキリ見せやすくなります。
ただし袖は、まくる幅と長さに注意。まくりすぎると返って雑なイメージが強くなってしまうからです。
たとえばこんな感じですね。
肘まで袖をまくってしまうと肌の露出が増えて、ダラシなさが加速してしまいます。
なのでまくるときは手首と肘の真ん中あたりが理想的。まくる幅も均等にするのがポイントです。
そうしてスッキリした袖に小ぶりな腕時計をプラスしてあげれば、全体のバランスをさらに整えることに繋がります。
キレイに袖をまくるのは意外とめんどくさい作業ですが、小さな工夫が最終的に大きな違いとなってくれるもの。
袖まくりには才能が一切必要ないので、こういったやろうと思えばできることはキッチリ押さえてしまうのがいいでしょう。
公式画像のとおりにやると自分には似合わないと感じやすいスタンドカラーシャツ。
1枚でも重ね着でも使うことができる便利なアイテムなので、ぜひ偏見を捨ててチャレンジしてみてほしいです。