レビュー

ユニクロUのワイドフィットテーパードパンツは春夏秋冬使えるグレースラックス【レビュー】

小柄の小松です。今回は1年通して使えるグレースラックスについて。

スラックス・ジーンズなどのパンツ類は、洋服の着こなしを支える”土台”のようなもの。

しかし、できれば春夏秋冬と使える”着まわしが効くパンツ”を持っていたいと感じる方も多いのではないでしょうか?

今回はグレースラックスについてですが、選び方のポイントは”色味”です。

✴︎2020年秋冬モデルを買って2019年モデルと比較しました。気になる方は下記リンクをご覧ください。

2020年秋冬ユニクロUのワイドフィットテーパードパンツをレビュー①サイズ調整が簡単なゴムウエスト②裾上げが最小限ですむアンクル丈③洗濯してもすぐ乾く素材...

ユニクロUのワイドフィットテーパードパンツは春夏秋冬使えるグレースラックス【レビュー】

こちらが今回紹介するユニクロUのワイドフィットテーパードパンツ

2019年秋冬モデル。身長162cmの小松はダークグレーの70サイズを購入しました。

ユニクロUの魅力は「暗すぎず明るすぎないカラー展開」

1年通して使えるグレースラックスを選ぶときのポイントは”色の明るさ”を意識することです。

明るすぎると秋冬に使いにくくなり、逆に暗すぎると春夏では重たい印象が強くなってしまうからです。

黒・ネイビーと比べると、少し色味が違うだけで特定の季節の印象に偏ってしまうのがグレーの特徴。

たとえばこれくらい明るい”ライトグレー”だとどうでしょうか?

春夏の軽さは出ますが、単体でみると秋冬の落ち着いたカラーからは遠ざかることになる。

このグレー自体はオールシーズン向けとして展開されていますが、秋冬で使うとなると他のアイテムで細かく工夫する必要が出てきます。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E418924-000/00?colorCode=COL08

一方こちらは暗めの”ダークグレー”。タートルネックを合わせてることからも、普段着では秋冬のほうが相性がいいと感じます。

春夏の服装は明るさ・軽さなどのイメージが必要になってくるので、濃いグレーであるほどハードルが高い。こういったグレーは春夏に使うのが難しくなってきます。

“グレーゾーン”なんて言葉もあるように、あいまいの色であるグレーは色選びが難しい。それがおもしろいところでもあり、難しさところでもあります。

そこでユニクロUのグレースラックスですが、これがとても絶妙なポイントをおさえた色味。

どちらかというとダークグレー寄りですが、決して暗すぎることはなく、ほのかに明るさを感じさせるカラー。

もともと秋冬向けにつくられたスラックスですが、春夏のTシャツスタイルに合わせても成立するレベル。

このように最初から「明るすぎず暗すぎないグレー」を選べば、より簡単に着まわすことが可能になります。

ユニクロUの服は絶妙に計算されたデザインが素敵ですが、こういった”ありそうでないカラー展開”も魅力的な要素のひとつ。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E425783-000/00?colorCode=COL08

2020年春夏モデルにもグレースラックスはありますが、こちらも明るすぎず暗すぎないカラーとなってます。

どちらのモデルもグレーは完売してますが、ユニクロでスラックスを買うときは”グレーの色味”に注目すれば、どれが着まわしの効くものなのかを見つけやすくなるでしょう。

適度な厚みのあるポリエステル生地

また、生地は適度に厚みがあるポリエステル素材。

一般的なスーツ用スラックスはウールが使われていますが、ポリエステルでも上品で大人びた印象のある生地。家庭用洗濯機で洗えるというのも扱いやすいポイントです。

僕自身、化学繊維の服はかゆくなりやすく肌との相性が悪いのですが、緩いシルエットなので肌にあまり密着せず、穿いててストレスを感じることはありません。

前開き部分はかなりスッキリした形。

表からはボタンなどが見えない仕様になってます。

バックポケットはこんな感じ。

2020年春夏モデルも同じ仕様でしたが、一般的なスラックスと同じデザインでした。

それと細かい話ですが、サイドポケットのフチはわざと縫い目が表に見える仕様になっています。

実はこれ、チノパンなど多くの作業着で見られる仕様。

スラックスはドレスウェアの象徴なので、たいていは縫い目が出ないようにしますが、作業着(ワーク)の要素を入れることでラフな印象に寄せているんですね。

遠めからは見えない小さなことですが、こういったデザインの足し引きは海外デザイナーのクリストフルメール氏の息吹を感じるところ。

あくまで普段着の延長として作られたスラックスだというのが伝わってくるデザインです。

裾をダブル仕上げにするメリット

ところで今回のスラックス、そのままの丈だと長すぎて穿けないので裾を短くお直ししました。

さらに裾を”ダブル仕上げ”にすることで、足元の装飾が増えるように調整しています。

黒より明るさのあるグレースラックスですが、洋服は色が明るいほどノッペリと見えやすい傾向があります。

そこで目立つ先端をダブルにすることで、先端がビシッと引き締まったデザインになるよう工夫しました。

パッと見は小さなことですが、こうするとデザイン性の強い靴と合わせたときに”負けない装飾”が出て、互いのバランスを取りやすくなる。

特に身長が低かったりすると、こういった服同士の”繋ぎめ”が目立ったりします。

その都度裾をまくる”ロールアップ”でも良さそうですが、より形を綺麗に見せたい場合は最初からダブルにするのがオススメです。

明るすぎず暗すぎない絶妙なカラー。さらに細かいところまで足し引きが詰まったデザイン。ユニクロUのスラックスは毎シーズンチェックしてほしいシリーズといえます。

 

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