小柄の小松です。今回は秋冬ユニクロUの印象とおすすめアイテムの予想について。
以前、こんなツイートをしました。
ユニクロUの2020年秋冬ラインナップが発表されましたが、これまでとは少し違う雰囲気を感じます。
定番だったブロックテックがなくなって、ヒートテックの服・機能的なバッグが増えてる。それと"くすんだ色"の服が多い。
全体的に地味な印象がありますが、すごく今年らしいラインナップだと思います。— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 20, 2020
ユニクロUの2020年秋冬ラインナップが発表されましたが、これまでとは少し違う雰囲気を感じます。
定番だったブロックテックがなくなって、ヒートテックの服・機能的なバッグが増えてる。それと”くすんだ色”の服が多い。
全体的に地味な印象がありますが、すごく今年らしいラインナップだと思います。
これまでのユニクロUで定番だった”あの素材”がなく、色合いも比較的抑えめなコレクション。
ですが、テーマが見える素敵なコレクションではないかと思います。
2020年ユニクロU秋冬のおすすめアイテム予想【ブロックテックがない理由】
ということで9月18日(金)に発売予定のユニクロU秋冬について予想していきます。
僕は身長162cmと小柄なので、その視点で使えそうなアイテムも絞ってみました。
サスティナブルを意識したラインナップ?
今回のコレクション、ユニクロUを毎シーズン追っている人は少し違和感があるのではないかと思います。
数年に渡ってプッシュし続けていたブロックテックの洋服が1つも存在しないことです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E429060-000/00?colorCode=COL56
通常ラインでは相変わらず展開がありますが、ユニクロUでは一切見当たらない。
この理由、僕は”サスティナブル”をテーマにしているのではないかと考えています。
最近よく聞くサスティナブルとは「持続可能な」という意味で、地球の自然環境に配慮した取り組みのことを指します。
語弊があるかもしれませんが、平たくいうと「長く使える、エコな服」と捉えればわかりやすいかと思います。
それとブロックテックがないことに何の関係があるんだという話ですが、ブロックテック素材は「数年で劣化する」という弱点があります。
蒸れにくい・水を弾く撥水性などメリットは大きいですが、要は最初から”服の寿命”が限られている服なので、長く使えるというわけではない。
「洋服は3年以内に捨てる・買い替える」という統計があるらしいので、そこまでこだわなくても良さそうですが、コレクションのイメージとしては適さない。
一部数年で加工が落ちる服も取り扱ってますが、サスティナブルな印象を表現するうえでブロックテックをやめたのではないかと思うんですね。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E430781-000/00?colorCode=COL31
それとバッグ類に関してですが、今回出てる4種類はすべて”パデット素材”で統一されてます。
パデットとは中綿入りのこと。今回のラインナップだと、表面はナイロンで中にポリエステル生地を詰めたものになってるようです。
「ユニクロUのバッグは安っぽい傾向がある」と言われてたりしますが、ここでレザー素材など動物の革を使うと、サスティナブルな印象とはかけ離れてしまう。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431884-000/00?colorCode=COL38
じゃあ合皮を使えればいいじゃんという話ですが、名前が「レザーバッグ」とかだと、合皮だとしてもイメージ的にあまりサスティナブルな印象が出ない。
今年のユニクロは通常ラインで合皮のレザーバッグを出してきたので、やろうと思えばできそうです。実際そのほうがアイテムの高級感は出ると思います。
けれどコレクションのイメージを統一させるためにパデット素材を使っているのではないでしょうか?
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E436751-000/00?colorCode=COL34
ユニクロは2019年秋冬に「ダウンコートを寄付してくれたらヒートテックをプレゼント」というキャンペーンをやっていました。
このリサイクルダウンジャケットは、そこで集まったダウンを一部取り入れたアイテムだと思います。
サスティナブルというキーワードで捉えると、こういったアイテムのラインナップに納得がいく部分が出てくる。
あくまで推測の域を出ない話ですが、ブロックテックや合皮素材のアイテムがないのはこういった背景も理由の1つではないかと思います。
長く使える重ね着しやすい薄手アウター達
実際のアイテムですが、今期は重ね着しやすい薄手のアウターが多いように感じます。
アウターを薄めにすると、秋のはじめから使えるようになってくるので、より長い期間使える服を提案しているのではないかという考えです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431339-000/00?colorCode=COL32
たとえばロングコートだとコットン素材がメインなトレンチコートがあります。
単純な重ね着のしやすさもありますが、色次第では春にも使えますよね。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431338-000/00?colorCode=COL57
こちらは上でも書いたパデット素材のコート。
ナイロンに雨を弾く撥水性をプラスしてるようで、さらに重ね着しやすいように身幅がゆったりした設計になってるようです。
単純に着こなしは難しそうですが、日常使いしやすくする工夫がされてるといえるでしょう。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431340-000/00?colorCode=COL08
こちらのチェスターコートはウールを使ってるようですが、ポリエステルを混ぜていて、公式の説明では軽さを強調しています。
そういえば今回コート類を見てみると、それぞれ2カラーずつと色展開が少なくなっています。
新型コロナウィルスの影響もあるかもしれませんが、生産数を減らすという意図もあるかもしれません。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E432963-000/00?colorCode=COL38
ジャケット・ショート丈アウター類も軽さを意識したラインナップのように感じます。
特にシャツジャケットはシャツとコートの中間のような存在なので、着膨れを防ぎつつアウターとして使えるよう工夫されています。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431345-000/00?colorCode=COL69
テーラードジャケットはここ数年ほぼ同じ型が続いてるので、正直飽きたという方が多いかもしれません。
ただ、ユニクロUのテーラードジャケットを買ったことがないという方には一度試してほしいなと思います。
僕は2020年春夏モデルではじめて買いましたが、シンプルだけど細かい工夫の詰まったデザインは、クリストフルメール氏の凄さを感じました。
くすんだ色・デニムはトレンドになるか?
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E435125-000/00?colorCode=COL69
重ね着しやすい服だけでなく、今回目立っているのはデニムの存在です。
ロングコートやスラックスはスーツ要素の強い大人びた服ですが、デニムは作業着からきてるラフな印象の強い洋服。
上記の服は2020年春夏とほぼ同じデザインだと思いますが、普通のデニムジャケットより裾丈が長く、どことなく上品な雰囲気もある服。
僕は春夏では見送りましたが、今回は69ネイビーを買ってみようと思っています。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E433721-000/00?colorCode=COL69
また、パンツでは通常ラインで定番化してるセルビッジジーンズがあります。
このセルビッジジーンズは他のユニクロのデニムと違って、ノンウォッシュタイプのツヤのある素材。
通常ラインよりゆったりした作りになっていますが、裾丈は10cm以上短くなってるので、人によっては裾上げなしでそのまま履ける長さかもしれません。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431335-000/00?colorCode=COL38
それと今回のコレクション、全体的に落ちついた色味の服が多いように感じます。
秋冬なので春夏より暗いカラーになるのは間違いないんですが、去年のユニクロUと比較してもかなり”くすんだ色”が多いように見える。
全身ユニクロUで揃えると地味な印象が強くなる可能性があるので、白Tシャツや白ソックス、明るめのマフラーを合わせるなどの工夫が必要かと思います。
低身長男子はレディースもチェックしよう
僕は身長162cmと小柄なんですが、今回はレディースアイテムもいくつか気になってる服があります。
レディースの服は男性とは違う独特のシルエットになってることが多いので注意が必要ですが、ものによっては身長の低さを活かしてコーディネートに取り入れることも可能です。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E435268-000/00?colorCode=COL56
こちらはすでに発売されてますが、薄手のステンカラーコートタイプ。
デザインはかなりスッキリした形ですが、裾丈が長く身幅が広め。
裾のスリットが後ろではなく左右に入っていて、通常よりゆったりしたサイズになりそうですが。ブラックを選べば男性でも使えるのではないかと踏んでいます。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E430518-000/00?colorCode=COL68
それとこのデニムシャツです。
左右にポケットが付いたワーク(作業着)ふうの形で、サイズ表を見る限り身幅が広くて裾丈は長め。
首まわりと袖幅が合うかが不安ですが、サイズが合えばおもしろい着こなしができそうです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E430872-000/00?colorCode=COL36
最後に重ね着用のインナーをいくつか。こちらはリブラウンドネックTです。
このTシャツは首まわりが大胆に開いてるので、男性がそのまま着るのは不向きですが、裾の形がカーブしてるのがおもしろい。
なのでTシャツやセーターとの重ね着して、裾からチラ見せする着こなしを考えています。裾丈が短いので、1番大きいXXLサイズでハマるかどうか試してみる予定です。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E430869-000/00?colorCode=COL34
近い発想ですが、このマーセライズコットンクルーネックTも気になっています。
マーセライズというのはシルクのような光沢を出す”シルケット加工”のこと。ユニクロのレディースでよく見かけるシリーズです。
メンズラインと比べると明るい色が多い印象がありますが、こちらは長袖セーターと合わせて首元・裾からチラ見せすることを考えてます。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E432640-000/00?colorCode=COL01
それとこのヒートテックコットンクルーネックTですね。メンズでも出るようです。
この春夏はエアリズムを使った「1枚で着れるTシャツ」をプッシュしていたユニクロですが、こちらはそのヒートテックver.。
ヒートテック系はメンズでも売るようですが、レディースのほうか色が明るく、首まわりがスッキリしてる形が気になっています。
エアリズムは100%化学繊維だったので、敏感肌の僕は合わなかったんですが、こちらはコットンの配合が多いので場合によっては着れるかもしれない。
なぜかサイズ表が出てこないので予想ができませんが、防寒を兼ねたオシャレインナーとして使えるのではないかと踏んでいます。
ということで今回のポイントは…
・ユニクロUはサスティナブルを意識してる?
・重ね着しやすい薄手アウターが多い
・デニムとレディースは良品の可能性大
2020年は新型コロナウィルスの影響でマスク着用が多く、通常より暑さを感じてる方も多いはず。
なのでなるべく薄手の服を選び、細かい重ね着で体温調節やコーデのバリエーションを楽しむというのがベターではないかと思います。
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。