✴︎こちらは2020年秋冬モデルの記事ですが、2021年春夏モデルもレビューしてるのでそちらもご覧ください。
小柄の小松です。今回は「ユニクロUのモックネックプルオーバーの特徴とサイズ感」についてです。
2020年9月18日に発売された秋冬ユニクロU。実物を手に取ってクオリティに驚かされた服が多かったですが、モックネックプルオーバーもその1つ。
去年発売されたタートルネックTとも比較しつつ、その特徴やサイズ選びのポイントを紹介していきます。
【2020年秋冬】ユニクロUのモックネックプルオーバーは光沢(ツヤ)のある素材【レビュー】
こちらが今回紹介するユニクロUのモックネックプルオーバー
身長162cmの小松はマスタードのSサイズを購入しました。
秋冬らしく暖かい襟
まず分かりやすいところから確認していきますが、商品名の通り襟はモックネック型。
クルーネックやVネックなど、洋服は襟の形によっていろんな名前が付いています。
今回のモックネックは見ての通り、襟元が高くなってるデザインのことです。
クルーネックの襟がそのまま高くなったような形ですが、襟が高いと秋冬らしい暖かい印象が出ます。
タートルネックも襟が高いというのは同じですが、モックネックはクルーネックとタートルネックの中間のような存在。
「タートルネックは首が埋まるからイヤ」という方もいると思いますが、モックネックなら季節感を出しつつそのストレスを減らしてくれます。
肩には縫い目がありますが、かなり下に落としたドロップショルダー型。
肩幅ジャストで付いた服と比べると、少しラフな雰囲気が出る形になっています。
袖や身幅は全体的にゆったりした形。
その反面、袖丈や裾丈は少し短めにつくられているので、ゆったりしてるけどコンパクトな大きさに見えます。
袖先には先端を絞るリブ付き。
比較的コンパクトなリブなんですが、キュッと絞ってくれるので袖先だけは細身な形になるよう工夫されています。
ちなみに裾にスリットなどは付いていません。
身幅が広い、コンパクトな襟、そしてスリット無し。この組合せになってることで、より丸みのあるシルエットに見えるというのが特徴的です。
ここまでは見た目だけの話ですが、実はこのモックネックTの1番凄いところは”素材”。
去年のタートルネックTとは全く違うつくりであることがわかりました。
2019年タートルネックTとの違いは”素材”
2019年の秋冬ユニクロUに「タートルネックT」というのがありましたが、今回のラインナップを見ると、モックネックプルオーバーはこれと同じポジションといえます。
パッと見の違いは襟元の高さだけですが、実は素材が去年と全く違います。
今年のほうが肉厚でモッチリとした生地になっているんです。
タートルネックTは表の素材が綿100%でツヤがある生地でした。
かなり高級感のある生地でしたが、ところどころシワが付きやすいという特徴もありました。
それに対して今回のモックネックプルオーバーはかなり肉厚。触れば一発でわかりますが、どちらかというと生地の厚さはスウェットに近いです。
プルオーバーとは「かぶって着る洋服」のことで、スウェットもその1つです。
スウェットというとガサガサとした風合いのものを浮かべるかと思いますが、このプルオーバーは肉厚でありながらツヤのある素材。
色彩が強い洋服は子どもっぽく見えやすいですが、スーツの要素であるツヤを足すことで、適度に大人っぽさが出るよう工夫しているんですね。
さらにこのプルオーバーのおもしろいところは、指で強く抑えつけてもほとんどシワが残らないこと。
これは綿95%に加えて、ポリウレタンという素材が5%入ってることが理由だと思います。
シワだらけのYシャツがダラしなく見えるのと同じように、いくら光沢のある素材でもシワが付くとラフな印象が強くなるもの。
シワ=NGというわけではないですが、少なくともこのプルオーバーはシワが残らないようにして、高級な印象がキープできるよう工夫しているということになります。
店舗で見かけたら試しに生地をつまんでみてください。ハリとツヤのある素材にかなり驚くはずです。
ちなみに素材以外だと、リブは今年のほうが短め。
去年のタートルネックはMサイズを買いましたが、実際着てみると身幅はSサイズのモックネックのほうが広い。
タートルネックは縦長を意識した形。モックネックは横幅を意識した形。サイズ感に関してはこういったイメージで捉えるのがわかりやすいかと思います。
サイズ選びのポイントは”身幅”
最後にサイズ選びのポイントですが、基本的に”身幅”を基準に決めるのがベターかと思います。
すでに書いたように横幅を意識したシルエットなので、サイズを上げすぎるとかなりダボ付いて見える可能性が高い。
去年のタートルネックでMサイズを買った方は、今年はSサイズを買うのが目安になるかと思います。
さらに洗濯前後の伸び縮みを比較しました。
肩幅・袖丈は少しだけ伸びたり縮んだりしましたが、実質的にはほとんど変わりません。
ちなみにモックネックの身丈(裾丈)は、実質的に襟の高さを含まない長さなので、実際はクルーネックでいうところの66cmくらいの長さです。
それと試着時に首元が窮屈だったとしても、洗濯すると横に広がってくれます。なので首元のキツさはあまり気にしなくて大丈夫です。
あまりに裾丈が短いと腰位置が見えてスタイルを悪く見せやすいですが、ほどほどに隠れるサイズなら特に問題ないでしょう。
僕は重ね着前提で明るい色を選びました。
こういったカラーは1枚で着ると発色が強すぎて悪目立ちしやすいですが、インナーとしてチラ見せする場合は適度なアクセントになってくれます。
今年のユニクロUは全体的にくすんだカラーの服が多いので、こういった色を選んでコーディネートに明るさを足してあげるという方法もアリではないかと感じます。
・秋冬らしい襟の高さ
・ハリとツヤのある上品な素材
・サイズ選びのポイントは”身幅”
かなりクオリティの高い1着です。好みの色があればぜひ試してみてください。ユニクロU モックネックプルオーバー